わたしが「かなで監査法人」で働く理由

かなで監査法人にて活躍されている職員のみなさんから、かなで監査法人で働いた感想や魅力などについてお話を伺いました

かなで監査法人の働き方の特徴

瀬戸:はじめに、かなで監査法人で働いてみた感想を教えてください。

小倉:入社する前に想像していたとおりでして、ギャップも「よい意味で」ありませんでした。働く環境の変化も小さく、業務も前職とほとんど変わりません。プラス方向のサプライズは、ITインフラが思っていたよりも整備されていることです。情報管理の面でも安心して働くことができています。

猪股:転職前は、みんな忙しすぎて、何に対しても後ろ向きな発言を聞くことが多かったのですが、かなで監査法人ではみんな前向きですので、楽しく仕事しています。自由度も以前よりも大きくて、働きやすいです。
また、業務量に見合った人員数を確保できていて、法人全体で人員数と業務量のバランスが取れていると感じます。ひとりひとりの負荷が考慮されていて、仕事に追われて他に何もできないような状況にはなっていません。

西野入:私はIT専門家として働いていますが、私たちIT専門家と会計士やアソシエイトの方々との距離がとても近いことに驚きました。以前勤務していた監査法人では、計画ミーティングや結果報告会くらいでしか話す機会がなく、お互いが何をやっているか見えにくいところがありました。かなで監査法人は、お互いの距離が近く、その場で何か相談したり解決したり、疑問点があればすぐ聞いてもらえる環境ですので、やりやすさを感じています。

小倉:IT専門家の人数が会計士と比べて少ないですが、相談できる相手が少なかったり不安を感じたりすることはありませんか?

西野入:人数が多ければよいとは考えていないです。逆に、少ないからこそ、お互いが何をやっているかがわかり、意思疎通ができ、相談しやすいと感じています。もちろん、人数が増えるに越したことはありませんが。

星野:私は設立当初からのメンバーなのですが、入社当時は「アソシエイトって何をするのだろう」と不安でした。設立後3年が経ってアソシエイトの業務も整理が進み、いまはデータ加工やプロジェクトマネジメントなど幅広い業務にチャレンジしています。自分の力を伸ばしやすい環境だと感じています。
前職でも同様の仕事をしていたのですが、かなで監査法人に入社してからは監査先の担当者と対話する機会が多くなりました。日程調整や資料の受渡しなど、いろいろな場面でアソシエイトが活躍する機会があります。自分も監査チームの一員として働いていると実感できる機会が多く、やりがいを感じています。

林:私は事業会社にもいましたし、ワーキングホリデーにも行っていました。会計士と接する機会が少ない環境だったので、会計士って難しいことばかりやっていて、とっつきにくい人たちだろうと思っていました(笑)
かなで監査法人は明るい方が多い印象です。アソシエイトが自分たちでPower QueryやPower BIなどのITツールを活用して働いているのが新鮮で、業務の効率化に貢献できていると感じますし、自分自身の学びにもつながっています。

猪股:私は監査法人間での転職なのですが、事業会社と比較して、働き方などで違うところはありましたか?

林:仕事の進め方ではスピード感が違っていて、勉強になります。プロフェッショナルの集団だからかもしれませんが、監査法人の人たちは意思決定が速いですね。

瀬戸:自画自賛ですが、かなで監査法人は設立当初から意識的に組織や各種手続、承認フローをコンパクトに設計していますので、監査判断や意思決定が特に速いと思っています。

かなで監査法人におけるワークライフバランス

瀬戸:ワークライフバランスの状況はいかがですか?

星野:フレックス制度があるので、職位に限らず、自分の時間を確保しやすくて、予定を調整しやすいです。ペットが体調を崩したときには、午前中に病院へ連れていって、午後から所定の7時間を勤務したこともあります。監査チームにもフレックス制への理解があるので、時間を有効に使えて良かったです。
メンバー間では、お互いの予定表をみながら、うまくコミュニケーションをとっています。
フレックス制が、女性のための制度や子育てのための制度ではなく、誰もが活用する制度なので、変に気を遣わなくてよく、利用しやすい制度になっていると思います。

林:私もフレックス制を活用しています。現場往査の日は9:30~17:30で動くことが多いですが、在宅勤務の日はプライベートの予定とうまくやりくりしています。趣味である旅行のためにも、フレックス制をうまく利用しています。当日の午前中に仕事を終わらせてしまえば、「今日は午前中であがります!昼から旅に出ます!」みたいなことができますので、以前よりもプライベートが充実しています。
有給休暇も取りやすいです。前職では、この日にやらないといけないという仕事が多くて、なかなか自分の裁量で有給休暇を取ることができませんでした。かなで監査法人では、いつまでに何をやればよいかが分かりやすいので、計画が立てやすく、有給休暇をとりやすい環境だと思います。

西野入:前職に比べて残業時間が大きく減りました。かなで監査法人は、業務量と人員数のバランスをよく考えてくれていると実感しています。全体を見渡せる規模なので、困っていればすぐフォローしてもらえ、時間をうまく使えています。結果として、業務以外のところに時間を割くことができています。おかげで好きなゲームをできる時間が増えて、すごく嬉しいです。

小倉:仕事だけでなく、家族や自分のための時間は必要ですよね。

猪股:かなで監査法人は中小規模の監査先が多く、規模に合わせた必要十分な監査対応をしていますので、無駄がありません。結果として、ワークライフバランスも適切に保たれているのではないかと思います。

瀬戸:ワークライフバランスが保たれているとのことですが、ご家族からの反応はいかがですか?

猪股:土日に働くことがなくなって、今まで以上に子供と遊べるようになったので、家族から感謝されることも、少しずつですが増えてきました(笑)。

瀬戸:在宅勤務の割合はいかがでしょうか?

西野入:7割くらいが在宅です。

星野:時期によりますが、7割くらいが現場往査(監査先に訪問しての業務)です。成長途上にあるかなで監査法人では、わたしたちにとって初めてとなる監査を担当することが多くなりますので、現場往査が多いのかもしれません。初年度の監査の場合には現場往査した方が作業しやすいですから。

林:5分5分くらいです。現場往査しないと対応できない仕事もあります。でも、在宅勤務でも対応できる作業なら在宅勤務で対応しようかな?など、状況に合わせて選択しています。

猪股:私も5分5分くらいです。監査の進捗状況などを見ながら、現場に往査するかを決めています。

小倉:私は7割くらいが現場往査ですね。チームメンバーが集まって仕事した方が良ければ現場に往査しますが、調整しながら対応しています。

かなで監査法人の魅力

瀬戸:IT専門家から見た、かなで監査法人の魅力を教えてください。

西野入:ITインフラは大手監査法人と比べて遜色ないと思います。VDIなどリモートワークのための環境が整備されていることはもちろんですし、入所前は「中小監査法人だから紙で調書を作成しているのかな?」と想像していましたが、電子監査調書システムとしてCaseware社のCaseware Cloudが導入されています。勤怠や経費申請についてもシステムが導入されていて、使い勝手は良いです。インフラ面はしっかりしていると思います。
アソシエイトの方は、Power Queryや Power BIなどのITツールを使いこなしていて、ITリテラシーが高いと感じました。そして、それらのITツールが監査業務で効率よく使われていることに驚きました。

猪股:かなで監査法人は監査業務の提供先を中堅企業・成長企業・地方中核企業だけとすることを明確にしていますので、監査先の規模にフィットした付加価値の高い監査を提供できます。このことが監査品質面からの魅力だと思います。結果として、無駄な手続を実施しなくてもよいので、効率化にもつながっています。
パートナーのみなさんやマネジャーの大半は大手監査法人出身ですし、私もそうです。大手監査法人で品質管理の中心にいた方も在籍しています。監査品質に強いメンバーが揃っていて、安心感・安定感があると思います。

瀬戸:監査先から見た監査品質についてはどう感じていますか?

猪股:かなで監査法人はパートナーの関与割合が高いので、経験豊富なメンバーで品質の高い監査を提供できていると思います。相談を受けてもすぐに的確に回答できるので、監査先からも評価をいただいていると感じています。

瀬戸:アソシエイトの方から見たかなで監査法人の魅力はどのように感じていますか?

星野:アソシエイトとしては、働く環境が魅力だと思います。自分の力を伸ばしやすい環境だと感じました。アソシエイトという立場でも監査先とのコミュニケーションやプロジェクトマネジメント業務に挑戦できることが魅力です。単純作業ばかりではないので、成長したいという気持ちがあれば、成長できる環境です。
マニュアルや手順書が整備されており、自分たちで考えてどんどん改良しています。監査に使用するツールも、実際に使いながら、どのように使えば効率化できるかをアソシエイトが考えて、改良しています。

かなで監査法人の人財育成

瀬戸:かなで監査法人の人財育成についてはどう感じていますか?

小倉:公認会計士の新人は2023年に初めて採用しましたので、新人の育成はこれからです。
いまはマネジャーが多いので、入社する人たちからすると、とっつきにくい人員構成かもしれませんが、経験豊富な先輩から仕事を教えてもらえることは大きなメリットだと思います。

猪股:たしかに、公認会計士の新人育成はこれからですね。かなで監査法人では、新人にサポーターとして担当マネジャーが付きます。監査現場やオフィスではOJTをしていますし、なにか困ったことがある場合には連絡をすれば、いつでもサポーターが対応してくれます。
四半期に一度開催している、かなで監査法人独自の研修も、公認会計士の人財育成の重要な機会のひとつだと考えています。日本全国からメンバーが集まりますので、一体感を改めて感じられるのが良いところだと思います。普段は地域的に遠いメンバーとコミュケーションをとる良い機会です。
アソシエイトにも新人が入ってきましたよね。

星野:はい、アソシエイトの新人育成はすでに始まっています。新人用のアソシエイト研修は実施中ですし、アソシエイト用の年次研修もレベルに合わせて設定しています。会計士の方々にも研修内容を相談しながら、コンテンツを準備しています。

林:私が入社した2023年6月には、すでにアソシエイト向けの入社時研修が準備されていました。大変役立ちましたし、オンラインでいつでも見られるので、復習できて安心でした。

西野入:IT専門家では、まだ研修体系やコンテンツが十分でないので、これから作っていくことになります。すべての中堅企業や成長企業の監査に対応するために必要十分なものを、自分たちの経験に基づいて取捨選択して作っていきたいです。会計士やアソシエイトの方々への横展開も考えていきたいと思っています。

かなで監査法人の未来

瀬戸:最後に、未来に向けて、かなで監査法人をどんな監査法人にしていきたいですか?

小倉:「安心して任せられる」監査法人になっていきたいです。社会の皆様から安心して監査業務を依頼してもらうためには、職員のみんなが安心して働ける環境が重要だと思います。

猪股:中堅企業・成長企業・地方中核企業にとって最も適した監査を提供していきたいです。監査品質を大切に、みんな、前向きに楽しく、主体的に、一体感を持っていきたいです。

星野:デジタル化が進んでいくと思うので、ITツールを使いこなせるアソシエイトを増やしていきたいです。アソシエイトは女性が多いので、それぞれのライフスタイルのステージにあった働き方が実現できるとよいです。

林:転職した理由が、ワークライフバランスを充実させたい!という気持ちからだったので、これからも個人の働き方を尊重してもらえる法人であってほしいです。

西野入:引き続き業務量に対する人員数のバランスを保った法人であってほしいし、この良い状態を維持していきたいです。過度に規模を追求していくと、それがハードワークにつながって・・・そういう悪循環が嫌でかなで監査法人に移ってきている人も多いと思いますので。私個人としても、残業をあまりせず、ゲームをする時間を確保したいです(笑)

瀬戸:みなさん、長い時間ありがとうございました。

つぎは、”パパママ座談会”